キャベツを大量廃棄するのはなぜ?交付金も関わっていた!
毎年キャベツの豊作による大量廃棄のニュースが放送されますよね。
いつも「もったいない」と思いつつ、なぜトラクターで踏み潰す程に
廃棄する必要があるのかも疑問でした。
そこには国から支給される交付金や農家とJAとの関係もあるようです。
市場価格の調整とは知っていましたが、
そうしたお金の面も関わっていたのですね。
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なぜキャベツは大量廃棄されるの?
キャベツ以外にも豊作による廃棄があるようです。この6品が廃棄される対象とされる野菜です。
確かに日本の食卓には不可欠&出現率の高いものですよね。
だからこそ安定した値段での供給が必要とされています。
収穫量が多い →スーパーにもたくさん並ぶ→安くなる
収穫量が少ない→スーパーで並ぶ数も少ない→高くなる
という需要と供給の仕組みがあります。
農家から実際に売られるまでにはダンボール代やトラックの運送費など、
数多くの経費がかかりますよね。
値段の高い・安いに限らずトラックに積み込める量も
限られているワケですから、安い値段で売られてしまうと
出荷すればするほど赤字になってしまいます。
だから大量に廃棄して流通させる量を減らすという対策が行われるのです。
交付金が関係?
上の状況は今までなんとなく知っていたのですが、ここからが今回新たに知った知識です。
廃棄すると国から交付金が下りる!
「1㎏何円」とその年によって違うのですが、
例としてネット上にあったある年を参考にすると
1㎏当たり27円支給 → 全国で9710トンの廃棄。
2億6217万円の交付金!ヽ(゚ロ゚; )
(全て実行された時)
これには驚きですよね!
国からの交付金ということは、僕達の税金でもあるはずなんです。
農家を守る為だとしてもどこか腑に落ちない所があります。。。
「大量のキャベツを輸出すればいいじゃん!」
と思うかも知れませんが、
意外にキャベツを扱う国自体が少ないのでこれも逆に経費がかかります。
確かに海外のキャベツ料理って聞かないような???
穀物と違い保存がきかない点も処分されてしまう運命なんですね。。。
中間業者も関係?
農家は収穫した野菜をJA(農協)に届け、その後JAが各地に向けて出荷するという順番があります。
農家は少しでも自慢の野菜がお金になった方がいいので、
値段が下がっても出荷したいと望みます。
しかし、
その地域を管理するJA側からすれば運送などの費用がかかるので、
赤字になる可能性があります。
JAが倒産すれば農家も共倒れしてしまう状況だからこそ、
農家は廃棄には逆らえないのが現実なんです。
ん~、、難しい。。。
流通業者が生産者を苦しめてしまうとでもいうのでしょうか。
なんだか矛盾な感じです。。。
まとめ
理屈ではわかっていても、やはり大量廃棄の映像を見ると心が痛むのはどの立場の人も同じだと思います。
この措置は始まって26年ですが、
実施されなかった年はたった1年だけというから驚きです。
ほぼ毎年確実に処分されているんですね。
農業関係者にとってはこの仕組は当たり前かもしれませんが、
一般の消費者である僕には知らない事実だったので
記事にしてみようと思った次第であります。。。。
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